戦闘妖精

2002年12月22日
雪風(改)を読んだらなんだかよくわからなかったので、神林氏の他の本も読んでみただが、結局解ったのは「戦闘妖精・雪風」が一番内容のわかる本だった、ということだった・・・。

あくまで私基準限定のことなんで、神林好きの人は怒らないでね。
だれも読んでないと思うけど。

深井零って人は、別にニヒルってわけでもないし、クールってわけでもなし、しゃべったり笑ったり怒ったりする普通の人だ、と思う。ブッカー少佐は友人だ、というし。でも、ブーメラン戦隊には「何かの間違いで人間になってしまった機械」しかいない、という。うーん・・・。
それでもやっぱり決定的なのは、深井氏にとって一番大切なのは、裏切られたら生きていけないくらい大事なのは、雪風の方なんだろうなあ。
でもそんな人間、めずらしくないよね。人間以外の存在にしか心を開かないなんてさ。
人間の感情の機微には全く関心を払わないくせに、雪風の行動の意図は気になる。だけど、脆弱な肉の身しか持たない人間は、自己保存という至上命題を全うしようとする鋼鉄の機械にとって、お荷物以外の何者でもなく、それに早いうちから気が付いていた深井氏はいつか、自分と雪風との蜜月期間の破局が来るだろうって予測をしていたはず。実際、それを何より恐れていたみたいだし。
特殊戦のパイロットが「何かの間違いで人間になってしまった機械」なんて評されるのは、任務そのものの非情さのせいなんだろうけど、人間に対する冷酷さとは正反対に、機械に対する愛着はちゃんと持っている、という点では十分に「人間」のはずなんだよねえ。

っつーか、そうじゃないんだ。
雪風はそういう話じゃなかったんだ。

あー、なんと主旨のまとまらない日記だ・・・。このまとまらない状態のまま、次回へ続く。

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